「サマーカーニバル'92烈火」についていろいろと
あのプレミアソフトが、3DSのVCで配信だと…!?
せっかくなので、ファミコンの市販ソフトの中で一番プレミアの付いてる「サマーカーニバル'92烈火」について、自分なりにいろいろ書いたりしてみる。

サマーカーニバル'92烈火とは、1992年にファミコンで出たスーパーハードシューティングゲームですが、発売当初は雑誌等で超冷遇扱いされるなどしてあまり売れなかったようです。んで、2000年以降になって、その無茶ぶりが再評価され、裸ソフトでも15,000円以上の値が付くまでのプレミアソフトとなったわけですね。 自分も16,700円で手に入れました。
難易度はよく檄ムズと言われますが、実はパターンや攻略法が分かれば簡単です。表はね。裏はワカンネ。
烈火のスゴイところ
このソフトの凄いところと言えば、画面を覆うほどの敵の量、アームやボムの表現、そしてファミコンとは思えないほどの爽快感など、ファミコンの性能を限界まで引きだしたところでしょう。 そして、自分が本当に凄いと思うのは、どれだけ処理落ちしたりチラツキまくっても、それを感じさせないほどのスピード感が出ているところです。
背景のスクロール等を見れば分かるのですが、このゲーム、あのエグゼドエグゼス以上に処理落ち・チラツキが激しいです。
敵や自機弾などのオブジェクトが大体12~16個くらいあると処理落ちしてくるようですが、そんなことお構いなしに敵や敵弾がものすごい量で飛んでくるため、通常時でも60fpsから25fpsくらいに落ち込んだり、アーム系の敵が現れると15fps以下にまで遅くなります。
しかし、敵の動きが基本的に非常に速かったりと、処理落ちするぐらいがちょうど良い速さに設定されているようで、処理落ちしてもスピード感は十分に感じます。
また、スプライトのチラツキによって敵などが非常に見づらくなりますが、敵弾を溜めボム等で消せたり、ほとんどの敵が弾1発で倒せたり、自機だけはスプライトを重ねてちらつきにくくなっているため、これもさほど問題にはなりません。

こういったシステムのおかげで、スーパーハードシューティングを名乗れるほどのスピード感・爽快感が出るわけですね。(ファミコンのエグゼドエグゼスとは大違いだわ…)
ROM内に封印された没デモプログラム
これについてはニコニコ動画に上げているのですが、このソフトには没デモが残っています。
プログラムを見ると、ナグザットロゴからタイトル切り替え前にSTARTが押されていたら没デモを流そうとしたと思われる箇所があります。
----
D4B9: A5 20 LDA $20
D4BB: 29 10 AND #$10
D4BD: F0 00 BEQ
D4BF: 4C D0 D3 JMP $D3D0
D4C2: 68 PLA
D4C3: 68 PLA
D4C4: 4C D0 D3 JMP $D3D0
D4C7: (以下、没デモプログラム)
----
$20 = コントローラ1のボタン押下ステータス
$D3D0~ = タイトル画面へ
----
というわけで、これを書き換えてやれば、没デモが復活します。
たとえば、PRG-ROMの$1D4BE、.nesでは$1D4CEの「00 4C D0 D3」→「05 4C C7 D4」、PARなら「F2FFC586 C90CC758 6389D338」とやれば裏技仕様で復活します。でもこれだとタイトル画面がバグるけど。
んで、どんな没デモプログラムなのかというと、

「?ーガー!」(音も流れる)

豪快に、?ガ爆発!

その後、上から任?堂ロゴが「ピコン」と音を立てて降りてくる。
・・・という内容。没になってなかったら、どうなってたんだろう…?
3DSのVCで配信だと…!?
2012/12/12に、3DSのバーチャルコンソールでこいつが配信されたようです。たった500円で、15,000円もするソフトが遊べるわけです。 カセットの中古価格どうなっちゃうんだろう…?
さっそく配信日に落として、触ってみた。

うーん、やっぱVCって2フレームくらいの遅延があるような。
とりあえず、フラッシュ対策としてボムの点滅が遅くなったのと、ボスにダメージを与えてるときの背景フラッシュが「高速に赤黒赤黒」→「ゆっくり青赤黒青赤黒」に変わったくらいで、他は変わってない。ちゃんとサウンドテスト等もあって、「?ーガー」や「ピコン」の音も残ってる。
んで、DPCMのエミュレートにバグがあるようだ。表2面の曲とかで、DPCMが鳴り止まずにループする箇所がある。サウンドテストで「?ーガー」を鳴らしながら曲番号12を連打すれば、その症状が一番わかりやすく聞けると思う。
…でも、このバグが作用することでオケヒのリズムがちょっと良い感じに聞こえるかも…?
でも、あちこち行ってもその場で気軽に烈火ができるなんて、非常に素晴らしいことです。しかもたったの500円で。3DS本体価格と合わせても、裸カセット以下の価格で烈火が楽しめますよ…!
でも、本気で楽しみたいのなら、やっぱ実機だよねー! プロアクションロッキー使って没デモも楽しめるし。
せっかくなので、ファミコンの市販ソフトの中で一番プレミアの付いてる「サマーカーニバル'92烈火」について、自分なりにいろいろ書いたりしてみる。

サマーカーニバル'92烈火とは、1992年にファミコンで出たスーパーハードシューティングゲームですが、発売当初は雑誌等で超冷遇扱いされるなどしてあまり売れなかったようです。んで、2000年以降になって、その無茶ぶりが再評価され、裸ソフトでも15,000円以上の値が付くまでのプレミアソフトとなったわけですね。 自分も16,700円で手に入れました。
難易度はよく檄ムズと言われますが、実はパターンや攻略法が分かれば簡単です。表はね。裏はワカンネ。
烈火のスゴイところ
このソフトの凄いところと言えば、画面を覆うほどの敵の量、アームやボムの表現、そしてファミコンとは思えないほどの爽快感など、ファミコンの性能を限界まで引きだしたところでしょう。 そして、自分が本当に凄いと思うのは、どれだけ処理落ちしたりチラツキまくっても、それを感じさせないほどのスピード感が出ているところです。
背景のスクロール等を見れば分かるのですが、このゲーム、あのエグゼドエグゼス以上に処理落ち・チラツキが激しいです。
敵や自機弾などのオブジェクトが大体12~16個くらいあると処理落ちしてくるようですが、そんなことお構いなしに敵や敵弾がものすごい量で飛んでくるため、通常時でも60fpsから25fpsくらいに落ち込んだり、アーム系の敵が現れると15fps以下にまで遅くなります。
しかし、敵の動きが基本的に非常に速かったりと、処理落ちするぐらいがちょうど良い速さに設定されているようで、処理落ちしてもスピード感は十分に感じます。
また、スプライトのチラツキによって敵などが非常に見づらくなりますが、敵弾を溜めボム等で消せたり、ほとんどの敵が弾1発で倒せたり、自機だけはスプライトを重ねてちらつきにくくなっているため、これもさほど問題にはなりません。

こういったシステムのおかげで、スーパーハードシューティングを名乗れるほどのスピード感・爽快感が出るわけですね。(ファミコンのエグゼドエグゼスとは大違いだわ…)
ROM内に封印された没デモプログラム
これについてはニコニコ動画に上げているのですが、このソフトには没デモが残っています。
プログラムを見ると、ナグザットロゴからタイトル切り替え前にSTARTが押されていたら没デモを流そうとしたと思われる箇所があります。
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D4B9: A5 20 LDA $20
D4BB: 29 10 AND #$10
D4BD: F0 00 BEQ
D4BF: 4C D0 D3 JMP $D3D0
D4C2: 68 PLA
D4C3: 68 PLA
D4C4: 4C D0 D3 JMP $D3D0
D4C7: (以下、没デモプログラム)
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$20 = コントローラ1のボタン押下ステータス
$D3D0~ = タイトル画面へ
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というわけで、これを書き換えてやれば、没デモが復活します。
たとえば、PRG-ROMの$1D4BE、.nesでは$1D4CEの「00 4C D0 D3」→「05 4C C7 D4」、PARなら「F2FFC586 C90CC758 6389D338」とやれば裏技仕様で復活します。でもこれだとタイトル画面がバグるけど。
んで、どんな没デモプログラムなのかというと、

「?ーガー!」(音も流れる)

豪快に、?ガ爆発!

その後、上から任?堂ロゴが「ピコン」と音を立てて降りてくる。
・・・という内容。没になってなかったら、どうなってたんだろう…?
3DSのVCで配信だと…!?
2012/12/12に、3DSのバーチャルコンソールでこいつが配信されたようです。たった500円で、15,000円もするソフトが遊べるわけです。 カセットの中古価格どうなっちゃうんだろう…?
さっそく配信日に落として、触ってみた。

うーん、やっぱVCって2フレームくらいの遅延があるような。
とりあえず、フラッシュ対策としてボムの点滅が遅くなったのと、ボスにダメージを与えてるときの背景フラッシュが「高速に赤黒赤黒」→「ゆっくり青赤黒青赤黒」に変わったくらいで、他は変わってない。ちゃんとサウンドテスト等もあって、「?ーガー」や「ピコン」の音も残ってる。
んで、DPCMのエミュレートにバグがあるようだ。表2面の曲とかで、DPCMが鳴り止まずにループする箇所がある。サウンドテストで「?ーガー」を鳴らしながら曲番号12を連打すれば、その症状が一番わかりやすく聞けると思う。
…でも、このバグが作用することでオケヒのリズムがちょっと良い感じに聞こえるかも…?
でも、あちこち行ってもその場で気軽に烈火ができるなんて、非常に素晴らしいことです。しかもたったの500円で。3DS本体価格と合わせても、裸カセット以下の価格で烈火が楽しめますよ…!
でも、本気で楽しみたいのなら、やっぱ実機だよねー! プロアクションロッキー使って没デモも楽しめるし。
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