データシップ1200
ファミコンの周辺機器(?)の中でもいろいろ謎めいてる「データシップ1200」を2000円で手に入れることができたので、ちょっと調べてみた。
単純に言えば通信アダプタ一体型ファミコン。でも普通のファミコンソフトは遊べない。


これ。ふつうのファミコンカセット端子なんてどこにもない。あったら面白いのに。
これを手に入れて、真っ先にやりたかったのは分解すること。中がどうなってるのか知りたかった。

部品面。RP2A03GとRP2C02Gがある。周辺を見ると、とりあえず普通のファミコンとしての回路はあるようだが、なにせ普通のカセット端子もカセット用コネクタもないので、普通のファミコンソフトはやっぱり遊べない。見る感じ、ファミコンと通信アダプタを1枚に収めた基板のようだ。
・・・予想通り過ぎてつまんねぇw

半田面。そこそこのジャンパ部品。
うーむ、改造して普通のファミコンソフトを遊べるようにしようとしても、細かい足を跳ね上げたりとか基板の回路をあちこちたどったりとか通信アダプタ側のチップ仕様を調べたりとか、難易度は非常に高そう。
そもそも・・・

なんか製造番号から「改造すんな!」という声が聞こえてくるんだ。やめようやめよう・・・
ちなみに、通信アダプタとそれ用のソフトは持ってない。通信アダプタをまだ持ってないのに先にこっちを手に入れてしまったというね…w
ソフトを手に入れたら、ちょっと解析してみようかな。
単純に言えば通信アダプタ一体型ファミコン。でも普通のファミコンソフトは遊べない。


これ。ふつうのファミコンカセット端子なんてどこにもない。あったら面白いのに。
これを手に入れて、真っ先にやりたかったのは分解すること。中がどうなってるのか知りたかった。

部品面。RP2A03GとRP2C02Gがある。周辺を見ると、とりあえず普通のファミコンとしての回路はあるようだが、なにせ普通のカセット端子もカセット用コネクタもないので、普通のファミコンソフトはやっぱり遊べない。見る感じ、ファミコンと通信アダプタを1枚に収めた基板のようだ。
・・・予想通り過ぎてつまんねぇw

半田面。そこそこのジャンパ部品。
うーむ、改造して普通のファミコンソフトを遊べるようにしようとしても、細かい足を跳ね上げたりとか基板の回路をあちこちたどったりとか通信アダプタ側のチップ仕様を調べたりとか、難易度は非常に高そう。
そもそも・・・

なんか製造番号から「改造すんな!」という声が聞こえてくるんだ。やめようやめよう・・・
ちなみに、通信アダプタとそれ用のソフトは持ってない。通信アダプタをまだ持ってないのに先にこっちを手に入れてしまったというね…w
ソフトを手に入れたら、ちょっと解析してみようかな。
ファミコンテレビC1(その2)
以前からファミコンテレビC1についていろいろ分かったことがあったが、すっかり書くのをサボっていたのでそろそろ書く。
コントローラについて
赤白ファミコンコントローラの線の色と、C1用ファミコンコントローラのコネクタピンとの接続図を書いた。(間違ってないことを祈る…)

赤白ファミコン基板に書いてあるピン番号と、Mini-DINのピン番号は、正反対なので注意。

そういえば、このC1用ファミコンコントローラ、「リモコン発信器(リモコンハツシンキ)」って言うらしい。
こいつでテレビのチャンネルは変えられないけどね。

というわけで、2コン用も作りました。
これで、クレイジークライマーもできたし、ヨッシーのクッキーで白熱バトルもできました。
C1と拡張音源搭載カセットについて
以前書いた通り、45・46ピンをカセット接続判定で使っているために、拡張音源の鳴るファミコンカセットはC1では起動できません。
そこで、45・46番ピンをショートさせて、拡張音源のサウンドを2コンのマイク入力端子に突っ込む、C1専用の下駄を作りました。

これで、形状の問題で差さらなかったソフトも差せるようになりますし、仕様上C1では鳴らない拡張音源もどうにか鳴らせます。

やってることは簡単で、こんな手順で作れます。
材料:
・2.54mmピッチ60pinカートリッジコネクタとストレート基板(名前なんだっけ?)
・ボリューム(250KB)
・Mini-DIN 6ピン オスコネクタ
・下駄とMini-DINコネクタを繋ぐ線
1:45・46番ピン部分のパターンを切る
2:オス側45・46番ピンをショート
3:メス側にコネクタを半田付け
4:メス側46番ピンから2コンマイク端子に繋ぐための線を、250KBのボリューム経由で引っ張る
(2コンマイク端子は、上の図の6番端子です)
この下駄を履かせて、今まで起動できなかったファミコンソフトを動かしたところ、

ギミック!も、

メタルスレイダーグローリーも、

ゼルダの伝説(ディスクシステム)も、

カラオケスタジオも、
手持ちのソフトはほぼ全部起動しました。(スペランカー2だけ除く)
コントローラについて
赤白ファミコンコントローラの線の色と、C1用ファミコンコントローラのコネクタピンとの接続図を書いた。(間違ってないことを祈る…)

赤白ファミコン基板に書いてあるピン番号と、Mini-DINのピン番号は、正反対なので注意。

そういえば、このC1用ファミコンコントローラ、「リモコン発信器(リモコンハツシンキ)」って言うらしい。
こいつでテレビのチャンネルは変えられないけどね。

というわけで、2コン用も作りました。
これで、クレイジークライマーもできたし、ヨッシーのクッキーで白熱バトルもできました。
C1と拡張音源搭載カセットについて
以前書いた通り、45・46ピンをカセット接続判定で使っているために、拡張音源の鳴るファミコンカセットはC1では起動できません。
そこで、45・46番ピンをショートさせて、拡張音源のサウンドを2コンのマイク入力端子に突っ込む、C1専用の下駄を作りました。

これで、形状の問題で差さらなかったソフトも差せるようになりますし、仕様上C1では鳴らない拡張音源もどうにか鳴らせます。

やってることは簡単で、こんな手順で作れます。
材料:
・2.54mmピッチ60pinカートリッジコネクタとストレート基板(名前なんだっけ?)
・ボリューム(250KB)
・Mini-DIN 6ピン オスコネクタ
・下駄とMini-DINコネクタを繋ぐ線
1:45・46番ピン部分のパターンを切る
2:オス側45・46番ピンをショート
3:メス側にコネクタを半田付け
4:メス側46番ピンから2コンマイク端子に繋ぐための線を、250KBのボリューム経由で引っ張る
(2コンマイク端子は、上の図の6番端子です)
この下駄を履かせて、今まで起動できなかったファミコンソフトを動かしたところ、

ギミック!も、

メタルスレイダーグローリーも、

ゼルダの伝説(ディスクシステム)も、

カラオケスタジオも、
手持ちのソフトはほぼ全部起動しました。(スペランカー2だけ除く)
ジャンクのC1とニューファミコンを治す(状態確認・ニューファミコン修理編)
またしてもヤフオクでファミコンを落札していたわけですが、今回のはけっこう大変な感じです。
落札したのはファミコンテレビC1とニューファミコンのセットですが、両方とも不動品の状態です。
出品者曰く、「壊れたC1を最近手に入れたが、そのPPUを使ったニューファミコンのRGB化に失敗し、さらにそのニューファミコンも壊してしまった」とのことです。
さらに、その出品者が改造に使ったC1の出品者曰く、「画面は映らないが、ファミコンの音はしたのでファミコン基板は正常かも」とのことです。
つまり、[C1出品者]→[C1+HVCN出品者]→[俺] と行き着いたわけですね。
まずは状態確認。
C1のPPUはどうなっていたのかというと…

あぁ~、きれいなダイだなー・・・(しろめ
さては、ヒートシンクを外すのに失敗して、ICの上の部分までスッポン!しやがったなー・・・。
検証用ファミコンタイトラーで動作チェックしましたが、真っ黒画面のまま映像信号が来ませんでした。というのも、ダイの周りにある毛のような線が切れまくっており、足とダイが繋がっていないので、死んでるんですね。
まさにダイ(Die)・・・。
まあ、RGB出力可能なPPUは若干の予備は持ってるので大丈夫です。はい・・・。
一方ニューファミコン。

PPU部分にソケットが刺さっていますが、このソケットはC1のものが使われていました。つまり、C1のPPUをソケットごと抜いたわけです。
ソケットからは、RGB線3本線が出ていますが、3本とも裏側でGNDと繋がっていました。そして、このままPPU(RP2C02H)を差しても動きませんでした。
しかし、このRP2C02Hは生きているようで、別の検証用ファミコンに差したら元気に動いていました。でも、足が1本ほそいのがもげてる・・・。
どうやら、ニューファミコンが動かないのはソケットの接触不良が原因のようです。そもそも、足が数本穴から出てないし、PPUってけっこう接触の悪さに影響されるんよ…。
てか、

ソケット逆じゃねえか! なんて大雑把な…。
C1本体は、今回は飛ばします。
さっそく、ニューファミコンの修理です。 ・・・といっても、やるのはソケット交換だけです。
1:APUとPPUソケットを抜く。 APUも抜いたのは、このニューファミコンをAPU・PPUの動作検証用として使えるようにするため。

2:安心と信頼の丸ピンソケットを差す。

3:APUとPPUを差す。PPUは足が1本細い部分がもげてたので、抵抗の足をつけといた。

4:ガワを戻して、修理完了!
スーパーリアルベースボールが、試合終了まで観戦できることを確認。

3315-4 て・・・。
ニューファミコンは直ったので、次はC1の番ですが…。単純に「ブラウン管テレビの修理」なので、非常に気を使います。はたして、無事に修理することができるのか!?


しゃきーん!
ああ、同期が取れてない…
落札したのはファミコンテレビC1とニューファミコンのセットですが、両方とも不動品の状態です。
出品者曰く、「壊れたC1を最近手に入れたが、そのPPUを使ったニューファミコンのRGB化に失敗し、さらにそのニューファミコンも壊してしまった」とのことです。
さらに、その出品者が改造に使ったC1の出品者曰く、「画面は映らないが、ファミコンの音はしたのでファミコン基板は正常かも」とのことです。
つまり、[C1出品者]→[C1+HVCN出品者]→[俺] と行き着いたわけですね。
まずは状態確認。
C1のPPUはどうなっていたのかというと…

あぁ~、きれいなダイだなー・・・(しろめ
さては、ヒートシンクを外すのに失敗して、ICの上の部分までスッポン!しやがったなー・・・。
検証用ファミコンタイトラーで動作チェックしましたが、真っ黒画面のまま映像信号が来ませんでした。というのも、ダイの周りにある毛のような線が切れまくっており、足とダイが繋がっていないので、死んでるんですね。
まさにダイ(Die)・・・。
まあ、RGB出力可能なPPUは若干の予備は持ってるので大丈夫です。はい・・・。
一方ニューファミコン。

PPU部分にソケットが刺さっていますが、このソケットはC1のものが使われていました。つまり、C1のPPUをソケットごと抜いたわけです。
ソケットからは、RGB線3本線が出ていますが、3本とも裏側でGNDと繋がっていました。そして、このままPPU(RP2C02H)を差しても動きませんでした。
しかし、このRP2C02Hは生きているようで、別の検証用ファミコンに差したら元気に動いていました。でも、足が1本ほそいのがもげてる・・・。
どうやら、ニューファミコンが動かないのはソケットの接触不良が原因のようです。そもそも、足が数本穴から出てないし、PPUってけっこう接触の悪さに影響されるんよ…。
てか、

ソケット逆じゃねえか! なんて大雑把な…。
C1本体は、今回は飛ばします。
さっそく、ニューファミコンの修理です。 ・・・といっても、やるのはソケット交換だけです。
1:APUとPPUソケットを抜く。 APUも抜いたのは、このニューファミコンをAPU・PPUの動作検証用として使えるようにするため。

2:安心と信頼の丸ピンソケットを差す。

3:APUとPPUを差す。PPUは足が1本細い部分がもげてたので、抵抗の足をつけといた。

4:ガワを戻して、修理完了!
スーパーリアルベースボールが、試合終了まで観戦できることを確認。

ニューファミコンは直ったので、次はC1の番ですが…。単純に「ブラウン管テレビの修理」なので、非常に気を使います。はたして、無事に修理することができるのか!?


しゃきーん!
ああ、同期が取れてない…
ファミコンの基板ロット(HVC-CPU-03)
またしても古い四角ボタンファミコンを手に入れていました。しかも灰色の線の…!
HVC-CPU-03も、むっちゃ古い基板ロットです。

部品面。リビジョン番号は写真左上にあります。 ふむ、74HC368なんだなー…

半田面。相変わらずの抵抗+ダイオード+コンデンサ! でもこれは03基板まで。
製造番号:H1121204
CPU:2A03
PPU:2C02A
んで、こいつどうせ動かないんだろうなーと思ったら動くぞ!

01基板では異常だったランボーやファンタジーゾーンも画面化けすることなく正常動作でした。
四角ボタンもちゃんと効くし、意外に状態はいいなぁ。後ろ割れてるけど。

そういえば、以前の01基板ファミコンもそうだったけど、ほんとに最初期のファミコンってカセット挿入口のカバーもつるっつるなのね。

せっかくなので、コントローラーの線を比べてみた。
上から、灰色線の四角、黒いつるつる線の四角、黒いざらざらの丸の順。

そして、RFスイッチの線まで灰色だった! これは驚いた。
これで、残すロットは、02と、04と、Nintendoと出る初期ツインの3種類。全部そろうまで、ファミコンプリートガチャは続く。
(ふー、17500円出してまで手に入れた甲斐がありました。しかし、ここら辺のロットのファミコンを手に入れるのには、けっこう金が掛かるねぇ。)
HVC-CPU-03も、むっちゃ古い基板ロットです。

部品面。リビジョン番号は写真左上にあります。 ふむ、74HC368なんだなー…

半田面。相変わらずの抵抗+ダイオード+コンデンサ! でもこれは03基板まで。
製造番号:H1121204
CPU:2A03
PPU:2C02A
んで、こいつどうせ動かないんだろうなーと思ったら動くぞ!

01基板では異常だったランボーやファンタジーゾーンも画面化けすることなく正常動作でした。
四角ボタンもちゃんと効くし、意外に状態はいいなぁ。後ろ割れてるけど。

そういえば、以前の01基板ファミコンもそうだったけど、ほんとに最初期のファミコンってカセット挿入口のカバーもつるっつるなのね。

せっかくなので、コントローラーの線を比べてみた。
上から、灰色線の四角、黒いつるつる線の四角、黒いざらざらの丸の順。

そして、RFスイッチの線まで灰色だった! これは驚いた。
これで、残すロットは、02と、04と、Nintendoと出る初期ツインの3種類。全部そろうまで、ファミコンプリートガチャは続く。
(ふー、17500円出してまで手に入れた甲斐がありました。しかし、ここら辺のロットのファミコンを手に入れるのには、けっこう金が掛かるねぇ。)
ファミコンテレビC1 コンデンサ交換してみた
ファミコンテレビC1のコンデンサ交換が終了してたので、現状報告。

ばらしたところ。メイン基板の部分触るの怖かったが、2週間置いたおかげか、感電はしなかった。

テレビの内側。なにやらボタン式テレビにある12個のチャンネル表示窓が見える。

コンデンサの容量を調べるときはポケコンでメモしていた。ここに限って、いろいろと不評な行番号付きテキストエディタが役に立った! 勝手にソートしてくれるんだもの。

取り外したコンデンサ。9割くらいは交換できた。電源周りとかの数個交換できてない。取り外したコンデンサの外見をざっと調べたが、特に問題はなさそうだ。1個を除いて。

ブラウン管に刺さってるちっこい基板についてたコンデンサ。なんか液漏れしてる感じ。こいつのせい?
交換終了後、おそるおそる電源を入れたが、とりあえず問題なく動いた。その後も、特に問題なく使い続けることができた。
・・・あれ、交換前のアナログテレビ部分ってこんなに勝手に明るくなったり暗くなったりを繰り返してたっけ…?
ある程度使い続けて様子を見た結果、とりあえず
「掃除機や冷蔵庫などの他の電化製品の影響で、画面が暗くなったりする」のと、
「ファミコンサウンドの出力がむっちゃひずむ」
のは変わらなかった。仕様なんだね。
縦ぶれは稀に起こるけど、これはカセットの接触の問題かな。
とりあえず、「3割くらいの確率で、電源投入から30秒くらいたつと、画面が上部に吸い寄せられ、更に上の部分は上下反対に折り返されて表示される。」のは完璧に直った!
どっか交換漏れとか、+/-逆とか無いことを祈る…時間があったらまた分解して調べて…いやめんどくさい。また待たなきゃならんし。

ばらしたところ。メイン基板の部分触るの怖かったが、2週間置いたおかげか、感電はしなかった。

テレビの内側。なにやらボタン式テレビにある12個のチャンネル表示窓が見える。

コンデンサの容量を調べるときはポケコンでメモしていた。ここに限って、いろいろと不評な行番号付きテキストエディタが役に立った! 勝手にソートしてくれるんだもの。

取り外したコンデンサ。9割くらいは交換できた。電源周りとかの数個交換できてない。取り外したコンデンサの外見をざっと調べたが、特に問題はなさそうだ。1個を除いて。

ブラウン管に刺さってるちっこい基板についてたコンデンサ。なんか液漏れしてる感じ。こいつのせい?
交換終了後、おそるおそる電源を入れたが、とりあえず問題なく動いた。その後も、特に問題なく使い続けることができた。
・・・あれ、交換前のアナログテレビ部分ってこんなに勝手に明るくなったり暗くなったりを繰り返してたっけ…?
ある程度使い続けて様子を見た結果、とりあえず
「掃除機や冷蔵庫などの他の電化製品の影響で、画面が暗くなったりする」のと、
「ファミコンサウンドの出力がむっちゃひずむ」
のは変わらなかった。仕様なんだね。
縦ぶれは稀に起こるけど、これはカセットの接触の問題かな。
とりあえず、「3割くらいの確率で、電源投入から30秒くらいたつと、画面が上部に吸い寄せられ、更に上の部分は上下反対に折り返されて表示される。」のは完璧に直った!
どっか交換漏れとか、+/-逆とか無いことを祈る…時間があったらまた分解して調べて…いやめんどくさい。また待たなきゃならんし。